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パキスタンのサウジ派兵 背景に米国のイラン包囲網?

会川 晴之・毎日新聞北米総局特派員
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トランプ米大統領=2017年9月7日、高本耕太撮影
トランプ米大統領=2017年9月7日、高本耕太撮影

 パキスタン軍は2月16日、サウジアラビアに「サウジ国内で軍事教練を担当する」ため、軍事顧問団を派遣すると発表した。サウジが3年前に始めたイエメン反政府派のイスラム武装組織フーシとの戦いに投入される可能性が高い。派遣決定劇の裏側には、トランプ米政権が仕掛けようとした「イラン包囲網構築」があると見るのは読み過ぎか。

 サウジは2015年3月末、支援するイエメンのハディ暫定政権援護のため、アラブ首長国連邦(UAE)な…

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会川 晴之

毎日新聞北米総局特派員

1959年東京都生まれ、北海道大学法学部卒、87年毎日新聞入社。東京本社経済部、政治部、ウィーン支局、欧州総局長(ロンドン)、北米総局長(ワシントン)などを経て、2018年12月から現職。日米政府が進めたモンゴルへの核廃棄計画の特報で、11年度のボーン・上田記念国際記者賞を受賞。日本発の核拡散を描いた毎日新聞連載の「核回廊を歩く 日本編」で、16年の科学ジャーナリスト賞を受賞。著書に「核に魅入られた国家 知られざる拡散の実態」(毎日新聞出版)。