パナソニックが米テスラと建設している電池工場「ギガファクトリー」 =米ネバダ州で2017年1月4日、土屋渓撮影
パナソニックが米テスラと建設している電池工場「ギガファクトリー」 =米ネバダ州で2017年1月4日、土屋渓撮影

IT・テクノロジー知っておきたい電気自動車

「EV向けバッテリー世界首位」パナソニックの不安は

村沢義久 / 環境経営コンサルタント

 電気自動車(EV)をめぐるパナソニックの動きが活発だ。パナソニックは2017年10月、横浜市にある同社の試験場で、自動運転システムを搭載した小型のEVを報道陣に初めて公開した。「自動運転EVコミュータ」と呼ばれる自社開発の実験車は、2人乗りで、全長2・5メートル、車両重量は566キロ。

 「いよいよパナソニックによる電気自動車の出現か」という期待の声もあるが、パナソニックではこれを製品として販売する計画はないという。「自動運転EVコミュータ」は、部品などを開発するための実験車であり、電気自動車を開発する計画はないとのこと。

 パナソニックが電気自動車関連で一番力を入れているのがバッテリー。すでに電気自動車向けではシェアは世…

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村沢義久

村沢義久

環境経営コンサルタント

1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得後、米コンサルタント大手、べイン・アンド・カンパニーに入社。その後、ゴールドマン・サックス証券バイス・プレジデント(M&A担当)、東京大学特任教授、立命館大学大学院客員教授などを歴任。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。