日産、神戸製鋼は何を間違えたのか

<企業不正>第三者委員会の成否は経営者の度量次第

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対談イベント「企業不正と第三者報告書」ゲストの久保利英明弁護士(右)と今沢真・経済プレミア編集長
対談イベント「企業不正と第三者報告書」ゲストの久保利英明弁護士(右)と今沢真・経済プレミア編集長

イベント「企業不正と第三者報告書」(3)

 企業危機管理の第一人者、久保利英明弁護士と今沢真・経済プレミア編集長との対談イベント「企業不正と第三者報告書~日産、神鋼の不祥事に何を学ぶか」は、企業不正の調査を行う「第三者委員会のあり方」に話が進んだ。詳報の3回目をお届けする。

「ワンオペ」すき家の第三者委は成功例

 久保利弁護士はこれまで、不正を調査する第三者委員会の委員長を何度も務めてきた。また、第三者委員会報告書格付け委員会の委員長として、公表された第三者報告書に対して厳しい評価を公表している。

 久保利氏が取り上げた第三者委員会の成功例は、牛丼チェーン「すき家」の案件だ。ゼンショーホールディングスが運営する「すき家」の深夜の1人勤務体制が「ワンオペ」と非難され、2014年、過重労働を調査する第三者委員会の委員長に久保利氏が就任した。第三者委員会がまとめた報告書は、「現場は著しい過重労働が生じており、法令違反状況に至っていた」とゼンショーの管理体制を厳しく批判した。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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