藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

欧州の僻地モンテネグロで触れた「女性たちの思い」

藻谷浩介・地域エコノミスト
  • 文字
  • 印刷
ポドゴリツァの書店の元気な女性スタッフと男性客。顔はスラブ人というよりイタリア人(写真は筆者撮影)
ポドゴリツァの書店の元気な女性スタッフと男性客。顔はスラブ人というよりイタリア人(写真は筆者撮影)

旧ユーゴ諸国とアルバニア編(5)

 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称しながら、1990年代初頭に解体した旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国。そこから独立した中でも最小のモンテネグロ共和国の首都ポドゴリツァに着く。欧州各国の首都の中でも屈指に無名だと思われるポドゴリツァを歩き、常に忘れ去られ続けてきたこの地に根差す人々の心に、思いを巡らせる。

この記事は有料記事です。

残り2885文字(全文3082文字)

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。