マンション・住宅最前線

「3LDKが1億円未満」日本橋エリアが人気の秘密

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
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「パークホームズ日本橋三越前ザ レジデンス」のエントランス
「パークホームズ日本橋三越前ザ レジデンス」のエントランス

 このところ、都心部で隠れた人気スポットと呼ぶべき場所が生まれている。東京駅や大手町エリアに近く、東京駅まで歩くことも可能で、都心ながら新築マンションの分譲価格が抑えられている場所。その結果、短期間に完売する物件が続出している場所である。

 それは、東京都中央区の日本橋(蛎殻町、茅場町、人形町、浜町など)エリア。東京駅に近く、江戸時代からの住居・商業の場所だ。都心のど真ん中だと考えられるが、実は山手線の外側に位置する。

 いま東京23区内では、山手線内側で異常なほど新築マンションの価格が高騰し、特別な場所となりつつある。だが、一歩でも山手線外側に出ると状況が変わる。山手線内側ほど価格が上がっていないという場所が多いのだ。

 これは、東京の地理に詳しくない外国人や、日本人でも地方在住者が都心マンションをさかんに購入し、分かりやすい「都心部=山手線内側」だけが著しく価格上昇してしまった結果だと私はみている。

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櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。