メディア万華鏡

森友問題で無言を貫く昭恵夫人の「男尊女子」的言動

山田道子・元サンデー毎日編集長
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政府専用機で羽田空港を出発する安倍晋三首相夫妻=2017年4月27日、和田大典撮影
政府専用機で羽田空港を出発する安倍晋三首相夫妻=2017年4月27日、和田大典撮影

 筆者は結婚をしたことがないので、「○○夫人」とか「○○さんの妻」として振る舞う、あるいは遇される感じがよく分からない。うれしいのか、変な感じなのか……。

 そこで、安倍晋三首相の妻、昭恵氏(55)である。毎日新聞14日夕刊1面は「『昭恵氏』は拒否」との見出しで、森友学園を巡る文書改ざん問題を巡り、自民党が昭恵氏の国会招致を拒否したと伝えた。朝日新聞20日朝刊1面のトップ記事は「昭恵氏記述巡り論戦」だった。新聞の1面にこんなに大きく名前が載った首相夫人は昭恵氏が初めてだろう。

 1962年6月、森永製菓の創業者一族、松崎昭雄氏の長女として生まれ、聖心女子専門学校卒業後に電通に入社。安倍氏とは上司の紹介で知り合い、87年6月に結婚した。12年、2度目のファーストレディーとなってからは夫に多様な意見を伝える「家庭内野党」を掲げ、反原発、巨大防潮堤反対などを訴え注目される。そんな中で、森友学園への国有地売却問題への関与が浮上した。

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山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。