くらし保険選びの相談室

「元本割れも」外貨建て終身保険の“魅力とリスク”

岩城みずほ / ファイナンシャルプランナー

 A太さん(35)とB美さん(32)夫妻はともに会社員です。家計の手取り年収は約650万円で、子供はいません。先日マイホームを購入し頭金を支払った後も、約1000万円の貯蓄があります。現在の保険を見直すことにしたのですが、夫妻で意見が合わない部分があり、私のところに相談に来ました。

住宅購入を機に保険を見直し

 A太さん夫妻は住宅を購入し、ローンの債務者が死亡したり高度障害状態になったりした場合に残債がなくなる団体信用生命保険(団信)に加入しました。それを機に、現在の保険を見直そうと夫婦で大型の来店型保険代理店へ相談に行きました。代理店はテレビCMで知りました。「相談は何度でも無料。30社超の保険を取り扱い」とうたっていたので、自分たちに合う保険が見つかると考えたそうです。

 保険代理店では、それぞれ現在加入中のものより保障の充実した医療保険と、一時払いの外貨建て終身保険を…

この記事は有料記事です。

残り1561文字(全文1950文字)

岩城みずほ

岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスベネフィット代表。NHK松山放送局を経て、フリーアナウンサーとして14年活動。その後セミナー講師、生命保険会社を経て2009年に独立。個人相談のほか、貯めると増やすの車座の会「C(貯蓄)リーグ」、良質なマネーの勉強会「サムライズ」主催。著書に「人生にお金はいくら必要か」(山崎元氏と共著・東洋経済新報社)などがある。

イチ押しコラム

ニッポン金融ウラの裏

銀行主導デジタルマネーが「お祭り騒ぎ」で終わる懸念

 銀行業界でデジタルマネー導入の動きが続いている。みずほグループは独自のデジタルマネー「J-COIN」を3月からスタートし、三菱U…

知ってトクするモバイルライフ
交付された5G基地局開設の認定書を手に記念撮影に臨む携帯電話各社の社長ら=総務省で2019年4月10日、山下浩一撮影

2020年に始まる超高速「5G」は生活を一変させるか

 総務省は、携帯電話事業者4社に割り当てる5Gの周波数を決定した。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルは、2020年…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ラスベガス・ダウンタウンの老舗カジノホテルのプール。アメリカらしからぬ混雑ぶりが逆に魅力なのか? (写真は筆者撮影)

「ラスベガス」21世紀の米国に残る“昭和感覚”の街

 ◇米国ラスベガス・ダウンタウン編(2) ラスベガス訪問5回目にして初めて訪れたダウンタウン(旧中心市街地)は、米国では他に見たこ…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

「店長だから」と負担増“36歳子育て女性”の不信感

 2児を育てるA美さん(36)は、あるフラワーショップの店長です。当初はアルバイトでしたが、半年前に店長に指名されフルタイム勤務に…

メディア万華鏡
 

相次ぐ性犯罪「無罪」判決に欠けた“被害者の心理”

 準強制性交――「新聞の見出しにはとってほしくない」と書いた前々回の記事がアップされた3月11日の翌日、毎日新聞夕刊を見て、ぎょっ…