海外特派員リポート

米南部ロケットシティーに根づくトヨタ流“地域密着”

清水憲司・毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)
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ロケットの模型が展示される博物館「宇宙・ロケットセンター」=米アラバマ州ハンツビルで2018年2月、清水憲司撮影
ロケットの模型が展示される博物館「宇宙・ロケットセンター」=米アラバマ州ハンツビルで2018年2月、清水憲司撮影

 トヨタ自動車とマツダが合弁の新工場建設を決めた米南部アラバマ州ハンツビルは、企業の研究開発拠点とエンジニアが集まるハイテクの街だ。トランプ大統領が強引な手法で、米国内への工場建設を迫る中、外国企業にとって地元との付き合い方は切実な問題になりつつある。トヨタと地元の関わり方を取材した。

 「シカゴ出身の友人が言うんです。摩天楼を見て自分は育ったと。ハンツビルではそれがロケットなんです」

 ハンツビル商工会議所のウィル・ウエストさん(26)が、トヨタとマツダの工場建設予定地に向かう道中、…

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清水憲司

毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)

 1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を卒業後、99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て、東京経済部で流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当した。2014~18年には北米総局(ワシントン)で、米国経済や企業動向のほか、通商問題などオバマ、トランプ両政権の経済政策を取材した。