「つみたてNISA」普及の旗を振る金融庁
「つみたてNISA」普及の旗を振る金融庁

マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

「つみたてNISA」腹背メガバンクに金融庁の怒り

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 企業が新入社員を迎えるシーズンとなった。そうした若い世代の長期的な資産形成に向け、金融庁は「職場つみたてNISA(少額投資非課税制度)」の普及を進める旗を振ってきた。ところが、企業の新人研修の場で、この制度が福利厚生の一つとして紹介されているといった話がいっこうに聞かれない。

 それを実感させる出来事が「つみたてNISA推進・ハイレベル協議会」という会議の場で繰り広げられた。会議が開かれたのは3月14日。場所は、同協議会の事務局を務める日本証券業協会が入居する東京・兜町の東京証券会館の会議室である。

 会議には、メガバンク3グループ、大手証券、ゆうちょ銀行、千葉銀行、栃木銀行の役員が出席した。金融庁…

この記事は有料記事です。

残り1276文字(全文1578文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
地下化されたワルシャワ中央駅上の広場。スターリン建築と民主化後のビルが林立する(写真は筆者撮影)

西に移動させられた国ポーランド 首都ワルシャワの今

 ◇ポーランド・ワルシャワ編(1) 36年前、高校の文化祭のディベートで、「史上最大の英雄は誰か」というお題に、「ポーランドで共産…

メディア万華鏡
週刊文春11月1日号

メディア騒がすドタキャン沢田研二の「格好いい老後」

 騒ぎ過ぎじゃないか。取り上げ方の息もなんだか長い。ジュリーこと沢田研二さん(70)が、10月17日にさいたまスーパーアリーナで予…

職場のトラブルどう防ぐ?

「部下の夫から連日クレーム」42歳女性上司の困惑

 A美さん(42)は、夫が院長を務めるクリニックの事務長を務めています。2カ月前から経理担当として働いているB子さん(33)の夫か…

ニッポン金融ウラの裏

進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか

 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けている。社…

知ってトクするモバイルライフ
デザインや機能を一新した「iPadプロ」。左が11型、右が12.9型

新「iPadプロ」はホームボタンなくして超高性能

 アップルは、米ニューヨークで10月30日(現地時間)、「iPadプロ」の新モデルを発表した。11月7日に発売される予定で、価格は…