キャリアセンター ここだけの話!?

「プレミアム選考」がますます横行する当世就活事情

都内・某共学大進路指導担当
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 「プレミアム選考」という言葉をご存じだろうか。「プレミアム」には「特別な」とか「高級な」など、一般とは異なるというニュアンスがある。では、就活の「選考」における「プレミアム」とは何を指すのだろうか。

 私が所属する大学の就活生(新4年生)が解説してくれた。インターンシップで企業から優秀と認められた学生は、ウェブテストや筆記試験が免除されたり、一般応募組の面接選考が3~4回行われるところ、1回省略して次の面接に進めたりといった“特典”があるのだという。解説してくれた学生は「私は昨年(3年生)の夏から暮れにかけて、約10社のインターンシップに参加しましたが、その大半の企業で『プレミアム選考』に進ませてもらっています」と言っていた。

 インターンシップは、ワンデー(1日)から数日間まで、期間はいろいろだが、経団連が決めた正式な採用・選考日程(3年生の3月から会社説明会スタート。面接は4年生の6月から解禁)よりも前に、企業が学生と堂々と会える「お見合い」の場である。学生はそこで自分の「最高のパフォーマンス」を見せようとするし、企業の側は優秀な学生がいれば、その時期から「つばをつけて」、その会社に来てもらおうとする。

 採用担当者はインターンシップの場で、学生の人間性や、社会人になった後の能力などを見ることができるので、一般応募組に比べ「厚遇」するのはある意味当然かもしれない。むしろ、煩雑な採用選考の業務を省略できるので、積極的に活用したいくらいだ。

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。