キャリアセンター ここだけの話!?

懇談会と思って行ったら実は面接「就活生はつらいよ」

都内・某共学大進路指導担当
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 このところ週末に、オフィス街でスーツ姿の若者が目立つ。手にするバッグは、床に置いても倒れないように底の部分がしっかりした、いわゆる「就活バッグ」。志望企業で行われる説明会に参加したり、面接を受けるため土日も関係なく歩き回っている。

 この時期は新入社員も就活生と同じようなスーツを着ているが、土日は企業の研修でもない限り新入社員はオフィス街にいない。それに、研修中の新入社員はたいていは集団で、しかも笑顔を見せているのに対し、就活生の多くは単独行動かつ緊張した表情なので、私たちはすぐに見分けがつく。

 土日もつぶして頑張っている学生からは「若手社員との懇談会と聞いていたが、行ってみたら、人事による面接でした」というような、ため息交じりの報告も大学の就活支援担当者に寄せられる。だが、事前の説明と違うからといって文句は言えない。「予想外のことが起きても、機敏に柔軟に対応するのが就活生だ」と私たちは諭す。

 とはいえ、そういう企業の採用担当者には、私たちから一言申し入れたくなる。3月1日から求人票が公開され、説明会が行われるなかで、学生の中には早くも「就活疲れ」の表情を見せる者たちもいる。できれば「万全の態勢」で就職活動に臨ませてやりたい、というのが私たちの親心だ。

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。