海外特派員リポート

副総裁が牛耳る!? 中国人民銀“権力構造”なぜ逆転

赤間清広・毎日新聞中国総局特派員(北京)
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15年にわたり人民銀行トップに君臨した周小川氏=2017年3月、赤間清広撮影
15年にわたり人民銀行トップに君臨した周小川氏=2017年3月、赤間清広撮影

 中国の統治機構は分かりにくい。日本の場合、首相を頂点とする内閣が行政府を率い、外交を含めた主要政策を決定するが、中国の場合、政府の上に「中国共産党」というさらに強大な権力が存在する。

 今年3月に行われた中国人民銀行(中央銀行)をめぐる一連の人事は、党が政府を指導する「党高政低」の権力構造を理解するモデルケースと言える。人民銀行のトップ人事を通じて、党と政府の関係を見てみよう。

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赤間清広

毎日新聞中国総局特派員(北京)

1974年、宮城県生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。経済部では財務省、日銀、財界などを担当した。16年4月から現職。中国経済の動きを追いかけている。