メディア万華鏡

財務次官セクハラ報道で感じた「二つの大きな変化」

山田道子・元サンデー毎日編集長
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財務省の福田淳一事務次官(当時)=2018年4月16日、佐々木順一撮影
財務省の福田淳一事務次官(当時)=2018年4月16日、佐々木順一撮影

 財務省の福田淳一前事務次官の女性記者に対するセクハラ報道で大きな二つの変化を感じた。

 一つは、セクハラを受けたテレビ朝日の女性記者が「セクハラの事実を同社で報じるべきではないか」と上司に相談したこと。「全ての女性が働きやすい社会になってほしい」とも話したという(毎日新聞4月19日朝刊)。

 女性記者が録音データを持ち込んだ週刊新潮の5月3・10日号(4月25日発売)は、彼女が相談相手に送った次のようなメールを報じた。

 「『#MeToo』が根付かない中で、(レイプ被害を訴えた)伊藤詩織さんの件は、証拠がなかったために…

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山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。