財務省の福田淳一事務次官(当時)=2018年4月16日、佐々木順一撮影
財務省の福田淳一事務次官(当時)=2018年4月16日、佐々木順一撮影

社会・カルチャーメディア万華鏡

財務次官セクハラ報道で感じた「二つの大きな変化」

山田道子 / 毎日新聞紙面審査委員

 財務省の福田淳一前事務次官の女性記者に対するセクハラ報道で大きな二つの変化を感じた。

 一つは、セクハラを受けたテレビ朝日の女性記者が「セクハラの事実を同社で報じるべきではないか」と上司に相談したこと。「全ての女性が働きやすい社会になってほしい」とも話したという(毎日新聞4月19日朝刊)。

 女性記者が録音データを持ち込んだ週刊新潮の5月3・10日号(4月25日発売)は、彼女が相談相手に送った次のようなメールを報じた。

 「『#MeToo』が根付かない中で、(レイプ被害を訴えた)伊藤詩織さんの件は、証拠がなかったために…

この記事は有料記事です。

残り1208文字(全文1468文字)

山田道子

山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?

「部下の夫から連日クレーム」42歳女性上司の困惑

 A美さん(42)は、夫が院長を務めるクリニックの事務長を務めています。2カ月前から経理担当として働いているB子さん(33)の夫か…

ニッポン金融ウラの裏

進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか

 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けている。社…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ミンスク駅前広場に今も建つレーニン像。背後のビルもスターリン的(写真は筆者撮影)

ミンスクの街を歩き考えた「ベラルーシ人」とは何者か

 ◇ベラルーシ・ミンスク編(2) 旧ソ連解体後に独立した国の中で唯一、ロシアべったりの体制を続けてきたベラルーシ。その首都ミンスク…

メディア万華鏡
第38回全国豊かな海づくり大会の放流会場で、笑顔で拍手をされる天皇、皇后両陛下=高知県土佐市の宇佐しおかぜ公園で2018年10月28日、加古信志撮影

「発信する皇后」美智子さまが平成にもたらしたもの

 「既視感、もう飽きた」--。皇后さまが10月20日、84歳の誕生日を迎えられた。天皇陛下の退位まで半年。皇后として最後の誕生日と…

知ってトクするモバイルライフ
デザインや機能を一新した「iPadプロ」。左が11型、右が12.9型

新「iPadプロ」はホームボタンなくして超高性能

 アップルは、米ニューヨークで10月30日(現地時間)、「iPadプロ」の新モデルを発表した。11月7日に発売される予定で、価格は…