経済プレミア・トピックス

「藻谷氏と行く被災地ツアー」福島原発の現状を見る

平野純一・経済プレミア編集部
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ツアーのバスで一番前の席に座り解説を行う藻谷浩介さん
ツアーのバスで一番前の席に座り解説を行う藻谷浩介さん

 経済プレミアで「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」を連載中の地域エコノミスト・藻谷浩介氏が講師役となり、廃炉作業中の福島第1原発の現状を見に行くバスツアー「藻谷浩介と行く1F(いちえふ)」(NPO法人・コンパス主催)が、4月18日に行われた。その様子をリポートする。

 当日参加したのは46人。多くは東京からだが、遠くは島根県、福井県、愛知県などからも参加。メンバーには自治体の首長や議員、会社経営者などもいた。藻谷氏は講演で日本全国を回っているが、その講演を聞いて「藻谷ファン」になったという人がほとんどだ。

 当日は朝に郡山駅に集合し、バスで福島第1原発に向かった。原発の見学は、まずは原発から南に約10キロ、富岡町の東京電力旧エネルギー館に寄る。かつては東電のPR施設だったが、現在は見学者受け入れのための施設になっている。ここで廃炉作業の概要や見学時の注意点の説明を受け、東電のバスに乗り換えて原発に向かう。

 しばらく走ると帰還困難区域に入り、人けはなくなる。家屋にはみな玄関先に蛇腹式のシャッターが設置され、耕作できなくなった田は草や木が一面に茂り痛々しい。

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平野純一

経済プレミア編集部

1962年生まれ。87年毎日新聞社入社。盛岡支局、サンデー毎日編集部、経済部、エコノミスト編集部などを経て2016年から現職。金融、為替、証券、マクロ経済などを中心に取材。