人生に必要な「おカネの設計」

「教育費をためるなら学資保険」どこが間違い?

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 人生にお金は不可欠です。ファイナンシャルプランナーの岩城みずほさんと、家計全般から資産運用まで「人生に必要なお金」について幅広く考えていきましょう。1回目は、多くの人が間違えやすい、お金の問題を考える時の「最初の一歩」です。

 会社員のA男さん(37)は、妻と0歳の子供の3人家族です。ある日、保険代理店から営業電話があり、「あなたに必要な保険をご紹介したい。ご来店の上、保険設計のご提案をさせていただければ8000円の謝礼を支払います」と言われたそうです。謝礼を支払うという営業電話があること自体に驚きますが、A男さんは代理店を訪ねて提案された保険に加入しました。この話には、お金の問題を考える上で重要なポイントがあります。

 A男さんは子供が生まれたばかりで、教育費をどうためるか迷っていました。そこで、よい学資保険を紹介されればという軽い気持ちで保険代理店を訪ねました。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。