職場のトラブルどう防ぐ?

「休めない小休憩」取らずに早めの終業は可能か

井寄奈美・特定社会保険労務士
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 A美さん(35)は、4月から従業員数35人の会社で経理事務のパートタイマーとして働いています。入社前に「始業が午前8時半、終業が午後6時で、1時間の昼休みと、午前と午後に各15分の小休憩があり、勤務が1日8時間で休憩が1時間半」と説明されました。

 ところが実際に働いてみると、業務が多く、午前と午後の小休憩は満足に取れません。昼休みも、持参した弁当を自席で食べていると、電話対応があったり、外回りに出る営業担当者から仮払金の出金を頼まれたりして、ゆっくり休めません。

 しかし給与は、1時間半の休憩分が差し引かれた1日8時間の勤務時間分しか支払われませんでした。A美さ…

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/