長浜市役所に設置された電気自動車用の急速充電器=2015年1月
長浜市役所に設置された電気自動車用の急速充電器=2015年1月

IT・テクノロジー知っておきたい電気自動車

日本の「チャデモ」など4陣営が争うEV充電器の規格

村沢義久 / 環境経営コンサルタント

 電気自動車(EV)の課題は充電時間の長さだ。2017年3月、EVを従来の3分の1の時間で充電できる新型充電器が登場した。急速充電器の国際規格作りを推進している日本の「チャデモ協議会」が、新型の充電器を報道陣に公開したのだ。

 最大出力は150キロワットと現状の3倍。従来は30分程度かかっていた充電をわずか10分程度でできることになる。20年をメドに、最大出力を現在の7倍の350キロワットまで引き上げる計画もある。実現すれば、充電時間は5分以下に短縮され、EV普及が一気に進む。

 現在、EV充電器の規格は世界で四つある。日本の規格「チャデモ」、ヨーロッパの「コンボ」、テスラの独…

この記事は有料記事です。

残り1335文字(全文1625文字)

村沢義久

村沢義久

環境経営コンサルタント

1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得後、米コンサルタント大手、べイン・アンド・カンパニーに入社。その後、ゴールドマン・サックス証券バイス・プレジデント(M&A担当)、東京大学特任教授、立命館大学大学院客員教授などを歴任。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?

「部下の夫から連日クレーム」42歳女性上司の困惑

 A美さん(42)は、夫が院長を務めるクリニックの事務長を務めています。2カ月前から経理担当として働いているB子さん(33)の夫か…

ニッポン金融ウラの裏

進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか

 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けている。社…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ミンスク駅前広場に今も建つレーニン像。背後のビルもスターリン的(写真は筆者撮影)

ミンスクの街を歩き考えた「ベラルーシ人」とは何者か

 ◇ベラルーシ・ミンスク編(2) 旧ソ連解体後に独立した国の中で唯一、ロシアべったりの体制を続けてきたベラルーシ。その首都ミンスク…

メディア万華鏡
第38回全国豊かな海づくり大会の放流会場で、笑顔で拍手をされる天皇、皇后両陛下=高知県土佐市の宇佐しおかぜ公園で2018年10月28日、加古信志撮影

「発信する皇后」美智子さまが平成にもたらしたもの

 「既視感、もう飽きた」--。皇后さまが10月20日、84歳の誕生日を迎えられた。天皇陛下の退位まで半年。皇后として最後の誕生日と…

知ってトクするモバイルライフ
デザインや機能を一新した「iPadプロ」。左が11型、右が12.9型

新「iPadプロ」はホームボタンなくして超高性能

 アップルは、米ニューヨークで10月30日(現地時間)、「iPadプロ」の新モデルを発表した。11月7日に発売される予定で、価格は…