ニッポン金融ウラの裏

スルガ銀と米ウェルズ・ファーゴに共通する不正の温床

浪川攻・金融ジャーナリスト
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シェアハウス融資問題で経緯を説明する米山明広・スルガ銀行社長=2018年5月15日、石川宏撮影
シェアハウス融資問題で経緯を説明する米山明広・スルガ銀行社長=2018年5月15日、石川宏撮影

 スルガ銀行の審査書類の改ざん問題が話題となっているが、銀行の営業現場における不祥事の拡大が危ぶまれている。収益が悪化するなかで、営業目標の達成に対するプレッシャーが強まっているからだ。

 スルガ銀行の不祥事は、経営破綻したシェアハウスの「かぼちゃの馬車」に関連した融資だ。スルガ銀行の行員が融資に関する書類を都合の良い内容に改ざんしていた疑惑が浮上している。今後、スルガ銀行はガバナンス態勢を抜本的に見直さざるを得なくなることは必至と言える。

 一方、青森県のみちのく銀行では最近、営業職員が外部の保証会社に提出する書類のうち、領収書などを偽造…

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。