くらし高齢化時代の相続税対策

父が悩んだ「争族」を断つ 長女が選んだ3姉妹均等

広田龍介 / 税理士

 東京都在住のS子さん(55)は昨年、父を87歳で亡くした。母は20年前に他界しており、相続人はS子さんと妹2人の姉妹3人だ。

手持ち資金なく迫られた不動産売却

 父の相続財産は、自宅敷地と隣接する駐車場の計660平方メートル(200坪)と自宅建物など不動産が主で、相続税評価額は約1億8000万円。相続税額は約2000万円になる。

 S子さんと次女は結婚して独立しており、三女が父と同居していた。父の相続財産には金融資産がほとんどな…

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。

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