良い物をより高く売る経営

メイドイン東京で世界へ 楽器会社の「オカリナ戦略」

中村智彦・神戸国際大学教授
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赤や黄、黒などさまざまな色がある大塚楽器製作所のオカリナ=筆者撮影
赤や黄、黒などさまざまな色がある大塚楽器製作所のオカリナ=筆者撮影

 今、全国的に木管楽器「オカリナ」がブームと言われる。これまでも何度かブームがあり、きっかけはテレビの番組やゲームだった。ここ数年のブームの発信源は、全国の公民館だ。高齢者対象のさまざまな文化・音楽教室が開催され、中でも人気なのがオカリナだという。今回は、そんなオカリナを手掛けて業績を伸ばす東京都北区の大塚楽器製作所の、老舗企業に見られる経営のあり方と先進的な戦略を紹介する。

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中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」にも出演。