共同記者発表後、握手する安倍晋三首相(右)と中国の李克強首相=2018年5月9日、代表撮影
共同記者発表後、握手する安倍晋三首相(右)と中国の李克強首相=2018年5月9日、代表撮影

グローバルWorld Watch(ワールド・ウオッチ)

安倍首相が中国に「前代未聞の好意」を見せたワケ

金子秀敏 / 毎日新聞客員編集委員

 中国首相として7年ぶりに日本を訪れた李克強首相が5月9日、安倍晋三首相、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領との日中韓首脳会談に臨んだ。

 会談の隠れたテーマは、米朝首脳会談後の朝鮮半島問題における日本の役割だった。会談に陪席した王毅・中国外相が、習近平国家主席と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の電撃首脳会談が開かれた遼寧省大連から直接、日本入りしたことや、日中韓首脳会談の直後にトランプ米大統領が「米朝首脳会談を6月12日にシンガポールで開く」と明らかにしたことなどからそれがうかがえる。

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金子秀敏

金子秀敏

毎日新聞客員編集委員

1948年、東京都生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。73年毎日新聞社に入社。横浜支局、政治部、北京支局、外信部副部長、香港支局長を経て、論説副委員長、論説室専門編集委員を歴任した。2014年から現職。中国や周辺各国の動向を日々チェックし、複雑な国際情勢のウラのウラを読む。