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「女性にゲタをはかせる」ことが今こそ必要な日本社会

山田道子・元サンデー毎日編集長
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「政治分野における男女共同参画推進法」を全会一致で可決した参院本会議。右下は野田聖子・女性活躍担当相=2018年5月16日、川田雅浩撮影
「政治分野における男女共同参画推進法」を全会一致で可決した参院本会議。右下は野田聖子・女性活躍担当相=2018年5月16日、川田雅浩撮影

 「ジェンダーを超えて人間としての能力で評価する。頭がいいだけではなく、立ち居振る舞い、言動を含めて、なるほどという人を候補者にするのが本当の意味の平等だ」

 自民党の伊吹文明元衆院議長が5月17日の二階派の会合でこう言ったという(毎日新聞18日朝刊)。

 国会や地方議会で女性議員の増加を目指す「政治分野における男女共同参画推進法」の成立を受けてだ。「女性だからという理由で排除することは絶対にやってはいけないが、女性だからという理由でいいかげんな人を候補者にすることもやってはいけない」とも。

 私が入社した30年以上前は「新入社員を試験の成績順で採用すると女性ばっかりになっちゃうから困る」と社内で公然と言われていた。それに比べれば、まだ取り繕いようはある。が、分かってない発言だ。分かってないふりなのかもしれないが。

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山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。