思いを伝える技術

日大内部から執行部批判の声が広がらない不思議

川井龍介・ジャーナリスト
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日大の大塚吉兵衛学長=2018年6月1日、手塚耕一郎撮影
日大の大塚吉兵衛学長=2018年6月1日、手塚耕一郎撮影

 日大アメリカンフットボール部の反則タックルが行われてから1カ月がたちます。選手の発言や部員の声明文が、率直に事実を語り反省しています。それに対して、大学側の不誠実な対応に、多くの人があきれています。

 関東学生アメリカンフットボール連盟は、日大の前監督、元コーチが反則タックルを指示したと認定し、前監督、元コーチの説明にウソがあったと結論づけました。これに対し、日大の大塚吉兵衛学長は、「どうしてあそこまで否定されるのか」と不満を表しました。

 前監督は大学を代表する常務理事という職にありました。また、日大は、関西学院大の選手にけがをさせた加…

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川井龍介

ジャーナリスト

1980年慶応大学法学部卒。新聞記者などを経てフリーのジャーナリスト、ノンフィクションライター。実用的な文章技術を説いた「伝えるための教科書」(岩波ジュニア新書)をはじめ「大和コロニー~フロリダに『日本』を残した男たち」(旬報社)、「フリーランスで生きるということ」(ちくまプリマ―新書)を2015年に出版。このほか「ノーノー・ボーイ」(ジョン・オカダ著、旬報社)の翻訳をてがける。