東芝問題リポート

東芝を率いる車谷会長は「歴史に残る経営者」になるか

編集部
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新入社員を前にあいさつする東芝の車谷暢昭会長=2018年4月2日、和田大典撮影
新入社員を前にあいさつする東芝の車谷暢昭会長=2018年4月2日、和田大典撮影

 経済プレミアのイベント「東芝問題~銀行は役割を果たしたか」は、「銀行出身のトップが率いる東芝の行方」を最初のテーマとして対談に入った。ベテラン金融記者の布施太郎・ロイター通信特別編集委員と今沢真・経済プレミア編集長は東芝の将来をどう見ているのか。イベント詳報の第2回をお届けする。

 4月に東芝会長兼最高経営責任者(CEO)に就任した車谷暢昭(くるまたに・のぶあき)氏は、昨年5月まで東芝の主力銀行の一角、三井住友銀行副頭取を務め、その後1年間は、英国系投資ファンドの日本法人会長だった。

 布施氏と今沢編集長はまず、車谷氏の横顔を語った。車谷氏は旧三井銀行出身で、同行が太陽神戸銀行と合併して1990年にできた太陽神戸三井銀行(その後「さくら銀行」)の経営中枢である企画部門の若手ホープだった。2001年に同行と旧住友銀行が合併して発足した三井住友銀行で企画担当役員を経て副頭取に。

 「経営判断が早く、その実力は折り紙付き。ただし、周囲の評判はすごく悪い」というのが2人の共通した「車谷評」だ。副頭取まで上り詰めた銀行幹部は関係会社トップに天下りするのが普通だが、車谷氏は銀行との関係を切り、外に飛び出したという。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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