東芝問題リポート

原子力・半導体の二本柱を失った東芝はどこへ行く

編集部
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東京都港区の東芝本社=2017年6月15日、古屋敷尚子撮影
東京都港区の東芝本社=2017年6月15日、古屋敷尚子撮影

「東芝と銀行」対談イベント(4)

 経済プレミアのイベント「東芝問題~銀行は役割を果たしたか」は、締めくくりに参加者との質疑を行った。「東芝の今後のどこに注目するか」といった質問に、布施太郎・ロイター通信特別編集委員と今沢真・経済プレミア編集長はどう答えたか。イベント詳報の最終回をお届けする。

東芝は何で稼いでいくか

 最初の質問は「東芝は、原子力と半導体という二本柱をやめてしまって、どうやってこれから稼いでいくのか」だった。今沢編集長は「それがこれからの一番の問題だ。年間売上高が3兆6000億円から4兆円くらいで、営業利益は1000億円を下回るくらいの低収益。景気悪化の波がくると赤字になってしまうレベルだ」と指摘した。

 さらに「ただし、半導体事業の売却益が入るので、自己資本は19年3月期の予想で1兆8700億円と財務…

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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