海外特派員リポート

中国の看板企業ZTEが米中摩擦の焦点になった理由

赤間清広・毎日新聞中国総局特派員(北京)
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ZTEの看板が掲げられた北京市内のビル=2018年6月11日、赤間清広撮影
ZTEの看板が掲げられた北京市内のビル=2018年6月11日、赤間清広撮影

 中興通訊(ZTE)。日本ではあまり知られていない中国のスマートフォンメーカーが、米国と中国の争いの種になっている。

 騒動の発端は今年4月、米商務省がZTEに制裁を科したことだ。ZTEは米国が禁輸措置をとっている北朝鮮やイランに長年、通信機器を輸出したうえ、米当局による業務改善調査にもウソをついたと認定され、米企業との取引を7年間、禁止された。

 ZTEは主力製品に使う半導体チップなどの基幹部品の多くを米国製に依存している。制裁で同社は操業停止…

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赤間清広

毎日新聞中国総局特派員(北京)

1974年、宮城県生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。経済部では財務省、日銀、財界などを担当した。16年4月から現職。中国経済の動きを追いかけている。