マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

セールス主体の証券営業が「抜本改革」を迫られる日

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 メガバンクが昨年秋に事業の構造改革を相次いで打ち出したことで、銀行業のビジネスモデルの大転換と人員削減に焦点が集まっている。しかし、その背景にある経営環境の変化とデジタル化の大波は、銀行業界だけのものではない。この先、変革の荒波を受ける可能性が高いのは証券業界だ。

 米国銀行業界にはこの10年間、「リテールバンキング革命」と呼ばれる波が押し寄せた。銀行の個人を対象とした営業の手法や業務のやり方が大きく変わり、銀行員の働き方が大きく変化した。

 しかし、それより先に米国で行われたのが、証券会社の個人営業の大変革だった。そのエッセンスは、証券会…

この記事は有料記事です。

残り1225文字(全文1497文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
地下化されたワルシャワ中央駅上の広場。スターリン建築と民主化後のビルが林立する(写真は筆者撮影)

西に移動させられた国ポーランド 首都ワルシャワの今

 ◇ポーランド・ワルシャワ編(1) 36年前、高校の文化祭のディベートで、「史上最大の英雄は誰か」というお題に、「ポーランドで共産…

メディア万華鏡
週刊文春11月1日号

メディア騒がすドタキャン沢田研二の「格好いい老後」

 騒ぎ過ぎじゃないか。取り上げ方の息もなんだか長い。ジュリーこと沢田研二さん(70)が、10月17日にさいたまスーパーアリーナで予…

職場のトラブルどう防ぐ?

「部下の夫から連日クレーム」42歳女性上司の困惑

 A美さん(42)は、夫が院長を務めるクリニックの事務長を務めています。2カ月前から経理担当として働いているB子さん(33)の夫か…

ニッポン金融ウラの裏

進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか

 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けている。社…

知ってトクするモバイルライフ
デザインや機能を一新した「iPadプロ」。左が11型、右が12.9型

新「iPadプロ」はホームボタンなくして超高性能

 アップルは、米ニューヨークで10月30日(現地時間)、「iPadプロ」の新モデルを発表した。11月7日に発売される予定で、価格は…