経済プレミアインタビュー

権力と影響力の過信が日大アメフット問題の根っこに

編集部
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記者会見する日大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(右)=2018年5月23日、丸山博撮影
記者会見する日大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(右)=2018年5月23日、丸山博撮影

 日大アメリカンフットボール部の前監督は、厳しい指導を選手が勘違いしたのが悪質タックルの原因と主張している。大学スポーツという教育の場で起きたこの事件を、「高学歴モンスター」(小学館新書)著者の精神科医、片田珠美さんは、どう受け止めているのか。【聞き手、経済プレミア編集長・今沢真】

 --日大のアメリカンフットボール部は昨年、大学日本一になったばかりです。その指導者が、なぜ選手をあれだけ追い詰めたのでしょうか。

 ◆片田珠美さん 前監督はもっと上に行きたかったんだと思うんです。アメフット部では「鬼監督」と呼ばれた故・篠竹幹夫さんが健在のときは絶対服従だったでしょうし、日大で偉くなっていく間も理事長に仕えてきた。それが昨年の優勝で上が見えてきた。来年、日大は創立130周年を迎える。今年も優勝しなきゃならないと彼は焦ったと思うんです。それには関西学院大がじゃまだ。だからクオーターバックをつぶしても、ということ…

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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