くらし人生に必要な「おカネの設計」

「世帯収入増と老後生活見直し」で必要貯蓄率を下げる

岩城みずほ / ファイナンシャルプランナー

 老後に不安を抱く人は少なくありません。ですが、自分の現在のお金事情と、いつまで働くかといった将来のことをおおまかに想定し、額ではなく「率」に着目して貯蓄をしていけば、「老後不安」は拭い去っていくことができます。

 前回紹介した会社員のA介さん(38)は専業主婦の妻と子供2人の4人家族です。「必要貯蓄率」を求めたところ、27.43%でした。現在の手取りは年560万円で、毎月12万8000円を貯蓄できれば、子供の教育費をためつつ、老後は月約25万4000円で生活できる計算でした。具体的な計算方法は<前回「あなたが毎月貯蓄する金額を導き出す『基本公式』」>をご覧ください。

 しかし、2人の子供の塾代や住宅ローンの返済があり、必要貯蓄額をためるのが難しい状況です。今回は、求…

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岩城みずほ

岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスベネフィット代表。NHK松山放送局を経て、フリーアナウンサーとして14年活動。その後セミナー講師、生命保険会社を経て2009年に独立。個人相談のほか、貯めると増やすの車座の会「C(貯蓄)リーグ」、良質なマネーの勉強会「サムライズ」主催。著書に「人生にお金はいくら必要か」(山崎元氏と共著・東洋経済新報社)などがある。