
老後に不安を抱く人は少なくありません。ですが、自分の現在のお金事情と、いつまで働くかといった将来のことをおおまかに想定し、額ではなく「率」に着目して貯蓄をしていけば、「老後不安」は拭い去っていくことができます。
前回紹介した会社員のA介さん(38)は専業主婦の妻と子供2人の4人家族です。「必要貯蓄率」を求めたところ、27.43%でした。現在の手取りは年560万円で、毎月12万8000円を貯蓄できれば、子供の教育費をためつつ、老後は月約25万4000円で生活できる計算でした。具体的な計算方法は<前回「あなたが毎月貯蓄する金額を導き出す『基本公式』」>をご覧ください。
しかし、2人の子供の塾代や住宅ローンの返済があり、必要貯蓄額をためるのが難しい状況です。今回は、求めた必要貯蓄率が高すぎる場合にどうすればよいかを考えます。
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