人生に必要な「おカネの設計」

「世帯収入増と老後生活見直し」で必要貯蓄率を下げる

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 老後に不安を抱く人は少なくありません。ですが、自分の現在のお金事情と、いつまで働くかといった将来のことをおおまかに想定し、額ではなく「率」に着目して貯蓄をしていけば、「老後不安」は拭い去っていくことができます。

 前回紹介した会社員のA介さん(38)は専業主婦の妻と子供2人の4人家族です。「必要貯蓄率」を求めたところ、27.43%でした。現在の手取りは年560万円で、毎月12万8000円を貯蓄できれば、子供の教育費をためつつ、老後は月約25万4000円で生活できる計算でした。具体的な計算方法は<前回「あなたが毎月貯蓄する金額を導き出す『基本公式』」>をご覧ください。

 しかし、2人の子供の塾代や住宅ローンの返済があり、必要貯蓄額をためるのが難しい状況です。今回は、求めた必要貯蓄率が高すぎる場合にどうすればよいかを考えます。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。