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「移住者が30%」群馬県上野村の“体験戦略”

櫻田弘文・クエストリー代表取締役
群馬県上野村の夜空=筆者提供
群馬県上野村の夜空=筆者提供

 群馬県の西南端に位置する上野村は、平成の市町村大合併の時に「合併しない宣言」をした。標高400~800メートルの地に小集落が散在し、人口は1204人(2018年6月現在)で県内最少だ。過疎化に加え高齢化も進んでいる一方で、比較的若い人が多く移住する村として、全国の自治体から注目を集めている。

 上野村では、移住者も含めた村民の雇用を支えるためのさまざまな事業を展開している。今回は、事業推進の中心的な役割を果たす上野振興公社・常務の滝沢延匡(のぶまさ)さん(38)を紹介する。

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クエストリー代表取締役

1955年山梨県生まれ。日本大学卒業後、78年に販売促進の企画・制作会社に入社。2001年、クエストリーを設立して独立。中小企業経営者向けの「クエストリー・ブランディングクラブ」を主宰する他、数多くの専門店や飲食店のブランディングを実践的に指導している。