「くだらない」という言葉がある。「とるに足りない」という意味だが、語源は「江戸に下って来たものではない」ということだ。江戸時代初期、まだ新開地だった江戸では高級なものはつくられておらず、上方から下ってくるものこそが高級品の証しだった。江戸に送られる「下りもの」の代表が灘の銘酒だ。今回は、灘を代表する酒造の名家である嘉納家と、同家と関係の深い超有名進学校を紹介する。
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