
第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた是枝裕和監督の「万引き家族」。題名通り万引きで生活する一家を描き、家族、正義とは何かを考えさせられたけれど、“場外戦”にも考えさせられた。
21年ぶりの日本映画の快挙にもかかわらず安倍晋三首相が祝意を表さない、それは是枝監督が安倍政権を批判してきたからだ、といくつかの仏メディアが報じた。
6月7日の参院文教科学委員会。「安倍首相は国際的なスポーツや文化の受賞者を祝福しているが、是枝監督にはしないのか。好きな人しかお祝いしないのか。首相に進言を」と立憲民主党の神本美恵子氏がただしたところ、林芳正文部科学相が「私が招いて祝意を述べたい」と答えた。
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