くらし人生に必要な「おカネの設計」

収入が増やせない場合の「必要貯蓄率」の見直し方

岩城みずほ / ファイナンシャルプランナー

 現役世代が老後資金をためていく上で大切なのが、「必要貯蓄率」を守ることです。必要貯蓄率が高すぎれば、世帯収入を増やすなどの対策を行います。一方、収入をどうしても増やせない場合は、支出を抑える必要があります。今回は、事例を通じて支出の抑え方を考えてみます。

珍しくない「保険貧乏」

 会社員のA郎さん(40)は、会社員の妻(35)と、4歳と2歳の子どもの4人家族です。現在の手取りは夫婦合わせて年600万円で、必要貯蓄率を計算したところ、22%でした。貯蓄額は年132万円(月11万円)です。

 一方で、生命保険などの私的保険料として年41万円(月約3万4000円)を支払っていました。また、2…

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岩城みずほ

岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスベネフィット代表。NHK松山放送局を経て、フリーアナウンサーとして14年活動。その後セミナー講師、生命保険会社を経て2009年に独立。個人相談のほか、貯めると増やすの車座の会「C(貯蓄)リーグ」、良質なマネーの勉強会「サムライズ」主催。著書に「人生にお金はいくら必要か」(山崎元氏と共著・東洋経済新報社)などがある。

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