名古屋市の繁華街・栄にある丸栄百貨店の屋上=筆者撮影
名古屋市の繁華街・栄にある丸栄百貨店の屋上=筆者撮影

政治・経済良い物をより高く売る経営

「丸栄閉店」栄vs名駅の新旧繁華街“集客戦争”の行方

中村智彦 / 神戸国際大学教授

 名古屋市の繁華街・栄にある丸栄百貨店が、6月30日に閉店した。第二次世界大戦下の企業整備令で二つの百貨店が合併し、開業してから75年での事実上の廃業だ。栄地区は商業集積地として興隆を誇ってきたが、JR名古屋駅周辺の再開発が進み、この20年の衰退が著しい。丸栄の閉店は象徴的なことだが、同地区を盛り上げるための新たな取り組みが出てきている。今回は、その現状と今後を展望する。

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中村智彦

中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、日テレ系「世界一受けたい授業」の工場見学担当も務める。