キャリアセンター ここだけの話!?

内定取れない就活生は「おだてる」のが成功への近道?

都内・某共学大進路指導担当
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 「さっきから、『大丈夫』ばっかりですね」。先日、就活生と話をしていて、こんなことを言われた。7月に入り、内定・内々定が一つもない学生を連日呼び出し、面接の練習をしている。元気がない学生には「大丈夫だよ。練習通りの受け答えをすれば内定をもらえるから」と励ましている。

 神経が図太い学生は比較的早く内定・内々定をもらってくる。一方、繊細な学生は面接の本番になると緊張しがちで、実力があってもそれが発揮できないことが多い。私たちのところに相談に来て、半分泣き顔で「このまま就職先が決まらず、卒業式を迎えることになったら、どうすればいいですか」などと訴えたりする。

 そういう時は「これだけの売り手市場なのだから、進路が決まらずに卒業するなんて、絶対にありえない」と言うようにしている。「絶対」は言い過ぎかもしれないが、気持ちが「負」のスパイラルに引きずり込まれそうになっている学生に向かって、こちらが弱気になっていたのでは話にならない。

 実際、一昨年も昨年も、こつこつ就職活動に取り組んだ学生は、必ず成果が出ている。大企業や名前を知られている人気企業に落ちたとしても、中堅・中小企業はまだまだ人手が足りていないし、中には「知る人ぞ知る」超優良企業がいくつもある。なので「絶対にあきらめないように。チャンスはいくらでもあるのだから」と話している。

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。