
東京都心湾岸エリアで超高層マンションが増え出したのは1990年前後、佃島の大川端リバーシティ21が開発されたときからだ。
「駅から徒歩10分以上」が主流のエリア
以後約30年、東京駅や大手町など日本の中枢エリアに近く、マンション価格が抑えられた場所として高い人気を保ち続けている。
湾岸エリアが「便利な場所」であることは間違いない。が、実は駅に近いマンションが少ないという事実もある。駅から歩いて10分以上のマンションが多く、最寄りの鉄道駅までバスを使うマンションさえある。「駅近マンション」が少なく、地下鉄各線は朝の混雑が激しいという問題もある。
その湾岸エリアで、今、「これは真に便利」と注目を高めているマンションがある。住友不動産のシティタワーズ東京ベイで、昨年8月から契約を開始し、約10カ月で約480戸もの住戸が成約した人気マンションでもある。
この記事は有料記事です。
残り757文字(全文1134文字)
投稿にはログインが必要です。
櫻井幸雄
住宅ジャーナリスト
1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。
注目コンテンツ