日産自動車の排ガス不正(1)
日産自動車でまた完成車検査をめぐる不正が発覚した。同社の製造部門の責任者である山内康裕執行役員が7月9日記者会見し、新車の出荷前に行う排ガスや燃費の検査で不正が行われていたと発表した。排ガス成分や燃費の測定値を改ざんしたり、車の速度や検査室の温度・湿度といった試験環境を逸脱した試験を行っていたというのである。
不正は国内6工場のうち5工場で行われており、データが確認できた13年4月から不正が確認され、もっとも最近では6月19日にも不正が行われていた。
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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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