自動車不正リポート

排ガス測定値改ざんで透けて見える日産の“病巣”

編集部
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日産自動車グローバル本社=横浜市西区で2016年5月12日、丸山博撮影
日産自動車グローバル本社=横浜市西区で2016年5月12日、丸山博撮影

日産自動車の排ガス不正(2)

 無資格検査に続き、排ガス・燃費検査の不正がわかった日産自動車。無資格検査の発覚から10カ月がたつ今になって、なぜ排ガス・燃費検査の不正が確認されたのか。その経緯を見ると、日産の経営陣と工場現場の間にある溝と病巣が浮き彫りになる。

 日産の無資格検査は昨年9月に国土交通省の抜き打ち検査で発覚し、11月に再発防止策を盛り込んだ調査報告書が国交省に提出された。それ以降、再発防止策に沿って、社内で不正が二度と起きない体制づくりを進めていた。

 一方、日産の後を追いかけるように昨年10月、スバルでも無資格検査が発覚し、12月に調査報告書が国交省に提出された。スバルの弁護士による調査の過程で、「燃費を改ざんした」と話す検査員がいた。4カ月にわたる調査が行われ、今年4月に燃費のほか排ガスでも不正が行われていたとする調査報告書が提出された。さらに、この報告書で認定した不正以外にも不正があることがわかり、現在、再調査を進めている。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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