ニッポン金融ウラの裏

転勤ごとに出世の階段を上る「銀行員人生」が様変わり

浪川攻・金融ジャーナリスト
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東京都江東区で2018年7月15日、武市公孝撮影
東京都江東区で2018年7月15日、武市公孝撮影

 銀行業界で、銀行員のキャリアアップの道筋がどう変わるのかが身近な関心事として浮上している。それとともに、銀行の人事制度がどう改革されるのかも焦点になっている。その背景にあるのは、メガバンクが打ち出した店舗改革である。従来型店舗の閉鎖などによって、銀行員たちの出世ルートがガラリと変わらざるを得ない状況だからだ。

 三菱UFJ、三井住友、みずほのメガバンク3行は2017年度、デジタル革命の果実を取り入れて、大幅な店舗改革を行うことを打ち出した。このうち、三菱UFJ、みずほの2行は、一部店舗の閉鎖・圧縮を行うことも明らかにしている。さらに、3銀行は、従来型の大型店舗を少人数の軽量型店舗に切り替えることも既定路線としている。すでに三井住友銀行は軽量型店舗への転換を着々と進めており、来年度中には全国の支店を新型店…

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。