メディア万華鏡

セクハラ問題と女性記者と「ペンの力」

山田道子・元サンデー毎日編集長
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 大勢の報道陣を前に辞意を表明した福田淳一財務事務次官 (中央、肩書きは当時) =2018年4月18日、渡部直樹撮影
 大勢の報道陣を前に辞意を表明した福田淳一財務事務次官 (中央、肩書きは当時) =2018年4月18日、渡部直樹撮影

 テレビ朝日の女性記者へのセクハラ問題で福田淳一前財務事務次官が辞任して約3カ月がたつ。この間、性暴力やセクハラを特集する雑誌・業界誌が目立った。

 「世界」(岩波書店)8月号は「セクハラ・性暴力を許さない社会へ」、「現代思想」(青土社)7月号は「性暴力=セクハラ--フェミニズムとMeToo」、日本新聞協会発行の「新聞研究」7月号は「セクハラ問題とメディア」。「ジャーナリズム」(朝日新聞)7月号は「財務次官セクハラ問題とメディア」と題する座談会を企画した。

 問題発覚当初、男性の発言は少なかったし、あっても「ハニートラップだ」とか「セクハラ罪という罪はない」とか妄言のようなものだったので、男性からの発信に注目した。

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山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。