職場のトラブルどう防ぐ?

「有休計画取得」でも休めない32歳独身女性の疲労感

井寄奈美・特定社会保険労務士
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 A子さん(32)は、従業員数約500人の中堅商社で営業事務をしています。同社では数年前から年次有給休暇の取得率アップに取り組み始めました。「これで有休が取りやすくなる」と考えたA子さんですが、実際にはそうなりませんでした。

有休取得率アップの取り組みに期待

 会社では毎年4月1日に在籍する社員に、勤続年数に応じて最高年20日の有休が付与されます。会社休日は土日祝と年末年始で、夏季休暇は6~9月の間に各社員が有休を使って、連続3~5日取ることとされています。

 独身のA子さんは夏季休暇と病気の時以外は、ほとんど有休を使っていませんでした。現実的には休みが取り…

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/