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地銀経営者がしがみつく「昭和の金融モデル」とは

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 厳しい経営環境のもとで収益確保に苦しむ地方銀行業界はいま、伝統的な経営戦略である規模拡大路線からの抜本的な転換を迫られている。金融庁は7月13日、「地域銀行モニタリング結果」と題した資料を公表したが、その資料から伝統的な経営戦略から抜け出せない地銀業界の実態が浮かび上がっている。

 資料は、金融庁がこの1年間、地銀・第二地銀を日常的に監視するなかで把握した経営の実態と課題をまとめ、金融庁として取り組んでいく今後の考え方を示したものだ。金融庁のホームページに4ページの「主なポイント」と、11ページの本文が掲載されている。

 それによると、地銀のモニタリングで明らかになった経営の問題点として、「目先の収益確保を優先し、経営…

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浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

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