デパート前の気温掲示板の数字を張り替える女性。41度を超える想定をしておらず、手書きで作ったという=埼玉県熊谷市で2018年7月23日、丸山博撮影
デパート前の気温掲示板の数字を張り替える女性。41度を超える想定をしておらず、手書きで作ったという=埼玉県熊谷市で2018年7月23日、丸山博撮影

社会・カルチャーニュースをウラ読み

「猛暑は災害」政府に地球温暖化への危機感はあるか

位川一郎 / 毎日新聞紙面審査委員

 「それだけ?」と、つい心の中でつぶやいてしまいました。7月24日昼のテレビニュースで、菅義偉官房長官の記者会見での言葉を聞いた時のことです。

 前日の23日、埼玉県熊谷市で気温が観測史上最高の41.1度を記録しました。連日の猛暑を受けて、菅氏は「学校へのクーラー設置を支援していく必要は当然」「来年のこの時期に間に合うよう、政府として責任を持って対応したい」と述べました。

 この発言自体はきわめて常識的なものです。学校でのエアコン設置はぜひとも必要で、これまで進まなかった…

この記事は有料記事です。

残り1417文字(全文1653文字)

位川一郎

位川一郎

毎日新聞紙面審査委員

 1957年広島県生まれ。東京大経卒。81年埼玉新聞社入社。88年毎日新聞社入社。水戸支局、経済部、総合メディア事業局、地方部などを経て、2004~10年経済部編集委員。国土交通省、農水省、総務省などを担当し、ライブドア騒動、米国産牛肉の輸入再開、公共事業問題などを取材。13年から現職。