藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

ヨルダン首都アンマン「19の丘・特異な地形」の街

藻谷浩介・地域エコノミスト
  • 文字
  • 印刷
アンマンのダウンタウンに完全な形で残るローマ時代の円形大劇場(写真は筆者撮影)
アンマンのダウンタウンに完全な形で残るローマ時代の円形大劇場(写真は筆者撮影)

ヨルダン・アンマン編(1)

 西はイスラエル(と日本は未承認だがパレスチナ)に正対し、北はシリア、東はイラクに隣接するヨルダン。農地にも淡水にも乏しく、石油も出ず、周囲で紛争が起きるたびに大量の難民が流れ込んできた。だがガイドブックには、「中東で最も旅行しやすい国」「治安が良く人は親切」と書いてある。そもそもいかなる経緯で独立し、どうやって食べているのか。まず行って見て驚き、後から考えてみて悩む、この国の存立基盤の現在・過去・未来。

この記事は有料記事です。

残り2859文字(全文3076文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。