篠原尚之元財務官
篠原尚之元財務官

政治・経済週刊エコノミスト・トップストーリー

篠原尚之元財務官が語る「リーマン時は米当局に慢心」

エコノミスト編集部

リーマン・ショック10年(1)

 2008年9月のリーマン・ショックから10年。世界を巻き込んだ巨大なバブル崩壊はなぜ起き、その教訓は何か。当時財務官だった篠原尚之氏に聞いた。週刊エコノミスト8月14・21日合併号の特集「リーマン・ショック10年」よりお届けする。(構成=エコノミスト編集部・浜条元保)

介入に踏み切る覚悟は決めていた

 震源地の米金融当局者でさえリーマン・ショック直後、事態の全容が把握できていなかったことには驚いた。米住宅バブルの崩壊が実体経済にどのようにして金融システムに波及していくか、その経路が理解できていなかった。

 米国の住宅価格は06年にはピークを付け、下落局面に入っていたが、「金融システムは万全だから、住宅バ…

この記事は有料記事です。

残り1526文字(全文1844文字)

エコノミスト編集部

エコノミスト編集部

藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?

「部下の夫から連日クレーム」42歳女性上司の困惑

 A美さん(42)は、夫が院長を務めるクリニックの事務長を務めています。2カ月前から経理担当として働いているB子さん(33)の夫か…

ニッポン金融ウラの裏

進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか

 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けている。社…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ミンスク駅前広場に今も建つレーニン像。背後のビルもスターリン的(写真は筆者撮影)

ミンスクの街を歩き考えた「ベラルーシ人」とは何者か

 ◇ベラルーシ・ミンスク編(2) 旧ソ連解体後に独立した国の中で唯一、ロシアべったりの体制を続けてきたベラルーシ。その首都ミンスク…

メディア万華鏡
第38回全国豊かな海づくり大会の放流会場で、笑顔で拍手をされる天皇、皇后両陛下=高知県土佐市の宇佐しおかぜ公園で2018年10月28日、加古信志撮影

「発信する皇后」美智子さまが平成にもたらしたもの

 「既視感、もう飽きた」--。皇后さまが10月20日、84歳の誕生日を迎えられた。天皇陛下の退位まで半年。皇后として最後の誕生日と…

知ってトクするモバイルライフ
デザインや機能を一新した「iPadプロ」。左が11型、右が12.9型

新「iPadプロ」はホームボタンなくして超高性能

 アップルは、米ニューヨークで10月30日(現地時間)、「iPadプロ」の新モデルを発表した。11月7日に発売される予定で、価格は…