働く女の品格

「やめると申し訳ない」と思うことを“やめる勇気”

戸田久実・コミュニケーション研修講師
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 社会人になって間もない20代の頃は、誰もがいろいろなものを貪欲に吸収し、大きくなろうとする時期です。しかし、30代に差しかかったら、そろそろ手に入れるばかりでなく、整理し、手放し、自分という器に盛るべき「こと」「もの」を見極めることが重要になってきます。

 私自身も、20代は交友範囲を広げるためにさまざまな場に出かけ、多くの人と知り合い、交流し、ゴルフやフラワーアレンジメントなど、趣味の範囲も広げたものです。新しいことにチャレンジしたり、多くのことを学びたいと思って、セミナーや資格認定講座に行ってみたりしたのもこの時期です。

 特に、若い頃から講師業をしていた私は、がむしゃらにいろいろなことを身につけようとしていました。ベテラン講師の方々と比べると経験がない分、いろんな「こと」「もの」を身につけることで、その差を埋めようとしていたのかもしれません。

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戸田久実

コミュニケーション研修講師

アドット・コミュニケーション代表取締役。日本アンガーマネジメント協会理事。大学卒業後、民間企業で営業、社長秘書として勤務。現在は研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師として活躍する。「アンガーマネジメント」「女性リーダー養成」といった多岐にわたる研修や講演を実施。講師歴は26年。著書に「アンガーマネジメント 怒らない伝え方」(かんき出版)など。