海外特派員リポート

中国「資源ゴミ輸入禁止」行き場を失ったゴミはどこへ

赤間清広・毎日新聞経済部記者
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巨大クレーンを操るコントロールルーム。きれいな室内に異臭などはない=北京市朝陽区で2018年7月9日、赤間清広撮影
巨大クレーンを操るコントロールルーム。きれいな室内に異臭などはない=北京市朝陽区で2018年7月9日、赤間清広撮影

 中国の首都・北京は人口2000万人を超える巨大都市だ。特に市内東部に位置する「朝陽区」は居住者が最も多く、金融街などビジネスセンターに加え、2008年の北京五輪のメイン会場となった国家体育場(通称・鳥の巣)など主要施設が集中する。毎日新聞中国総局も朝陽区にある。朝陽区だけで人口は約350万人。1日当たりのゴミ排出量は4000トンを超えるという。

 今年7月、16年に稼働した朝陽区のゴミ焼却施設を取材した。ゴミ集積槽の真上には「コントロールルーム」と呼ばれる部屋があり、中に入ると3人のオペレーターが座席にあるレバーを操り、巨大なクレーンで街中から集めたゴミを次々とつり上げている最中だった。

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赤間清広

毎日新聞経済部記者

 1974年、仙台市生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。16年4月に中国総局(北京)特派員となり、20年秋に帰国。現在は霞が関を拠点に、面白い経済ニュースを発掘中。新著に「中国 異形のハイテク国家」(毎日新聞出版)