
北九州市を地盤とする百貨店の井筒屋は7月31日に記者会見を行い、JR小倉駅前にある百貨店「コレット」(同市小倉北区)、黒崎店(同市八幡西区)、宇部店(山口県宇部市)の3店舗を閉店すると発表した。すでに閉店を発表していた小型店「飯塚・井筒屋サロン」(福岡県飯塚市)と併せて、来年5月までに4店舗が閉店。最盛期には北九州市を中心に10店舗まで拡大したが、これで本店(北九州市小倉北区)と山口店(山口市)を残すだけになる。
井筒屋の店舗は、各地域の商業地における「集客の核」と位置づけられてきたところが多い。今回は、地元経済界からの期待の声があったのに、撤退に至ってしまった背景を分析してみたい。
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