素顔の沖縄けいざい

“ハワイ超え”を目指す「観光・沖縄」に必要なもの

渡部晶・沖縄振興開発金融公庫副理事長
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「かりゆしウエア」で2人をお祝い=沖縄県衣類縫製品工業組合提供
「かりゆしウエア」で2人をお祝い=沖縄県衣類縫製品工業組合提供

 沖縄本島は夏で最高気温が35度を超えるようなことはほとんどない。太陽の直射日光はきついが、海風も吹き、東京に比べて過ごしやすい夏である。その沖縄でいま、「路上寝」が社会問題化している。酔っ払うなどして路上で寝てしまうのだ。

 7月31日付の琉球新報によれば、沖縄県警への「路上寝」の通報が2017年中に7016件、18年上半期に3015件あったという。例年7月から10月の夏場に多い。沖縄らしいと言えばそうなのだが、寝ている間の窃盗被害や交通人身事故も絶えない。

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渡部晶

沖縄振興開発金融公庫副理事長

1963年福島県生まれ。87年京都大学法学部卒、大蔵省(現財務省)に入省。福岡市総務企画局長、財務省地方課長兼財務総合政策研究所副所長、内閣府大臣官房審議官(沖縄政策担当)などを経て、17年6月から現職。沖縄をはじめ、地域振興の仕事に携わってきた。「月刊コロンブス」(東方通信社)で書評コラムを掲載中。