良い物をより高く売る経営

百貨店経営を支えた企業や富裕層向け「外商」の限界

中村智彦・神戸国際大学教授
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今年末に閉店する井筒屋宇部店=筆者撮影
今年末に閉店する井筒屋宇部店=筆者撮影

 北九州市を地盤とする百貨店の井筒屋が、JR小倉駅前の百貨店「コレット」(北九州市小倉北区)、黒崎店(同市八幡西区)、宇部店(山口県宇部市)の3店舗を閉店すると発表した背景には、集客装置としての百貨店の限界が見てとれる。特に、宇部店はその傾向が顕著なケースといえるだろう。

 今回は、今年末に閉店する宇部店を取り巻く状況とともに、これまで地場百貨店を支えていた外商の仕組みも限界を迎えていることについて見ていきたい。

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中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」にも出演。